「歴史くらぶ」カテゴリーアーカイブ

草食恐竜イグアノドン 白亜紀の地層から国内最古の化石発見

徳島県立博物館は7月2日、徳島県勝浦町にある白亜紀前期(約1億3,000万年前)の地層からイグアノドン類の尾椎の化石が見つかったと発表した。イグアノドン類の歯以外の化石としては国内最古という。見つかった化石は長さ83mm、高さ78mm、幅55mm。尻尾の中央から先の骨とみられる。骨の大きさから、個体の全長は6〜7mと推定される。

福井・白亜紀の地層で歯が付いたワニの上顎化石

福井県立恐竜博物館(所在地:福井県勝山市)などは7月2日、オンライン開催の日本古生物学会で、勝山市北谷町の約1億2,000万年前(白亜紀前期)の「手取層群北谷層」から、歯が付いたワニ形類の上顎化石が見つかったと発表した。
化石は、7本の歯が付いた上顎の一部で、長さ約7cm、幅約3cm、高さ約4cm。上顎のくぼみなどの特徴から「ゴニオフォリス科」のものとみられるとしている。ワニ形類は、現在のワニと、より原始的な種を含むグループ。

エジソンと滋賀の発明家との交流示す手紙見つかる

滋賀県の近江商人博物館によると、米国の発明家エジソンが「ガリ版印刷」を開発した滋賀県出身の発明家、堀井新治郎に宛てた手紙が、東近江市の旧家の蔵から見つかった。
手紙は1通だけでなく、エジソンの75歳の誕生日の祝辞やその返礼、病気見舞いとその返礼など合わせて7点の資料が見つかっている。同博物館では、エジソンとの交流を示す貴重な資料だとしている。これらエジソンの手紙や資料は7月に地元で公開される予定。

京都「五山送り火」3年ぶり 今夏は通常通り実施

京都五山送り火連合会は6月28日、今夏の送り火は3年ぶりに通常通り行うと発表した。2020年、2021年は新型コロナウイルス対策で見物客の”密”を避けるため、点火箇所や時間を削減・縮小して実施していた。
五山送り火は京都で毎年8月16日夜に行われる伝統行事で、お盆に現世に帰ってきた先祖の霊を送り出す、日々の暮らしと密接に繋がっている、京都人には欠かせない生活の一部でもある。送り火が「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の文字や形を夜空に浮かび上がらせる情趣に満ちた行事。

秀吉直筆の北政所宛て書状を確認「明を年内征服」

鹿児島県歴史・美術センター黎明館(所在地:鹿児島市)によると、豊臣秀吉が朝鮮出兵(文禄の役)中の1592年に記した、正室の北政所(ねね)宛ての直筆の書状が鹿児島県内で確認された。中国の明を「年内に征服する」との内容の書状だ。
当時の秀吉は、9月までに明の征服を終えるとの構想を持っていたが、戦局の悪化から時期をずらし、その時期を「年内」に修正しているもの。
この書状は、薩摩藩主・島津家の分家にあたる加治木島津家に長年保管されていたものという。秀吉直筆の書状は100点余しか発見されておらず、専門家は「貴重な史料」としている。

京都・祇園祭196年ぶり復帰の「鷹山」お囃子奉納

7月に行われる京都・祇園祭の山鉾巡行(前祭:7月17日、後祭:24日)に、196年ぶりに復帰する「鷹山」のお囃子が6月19日、八坂神社(所在地:京都市東山区)に奉納された。
祇園祭のお囃子は「祇園囃子」とも呼ばれ、鷹山は合わせて40人の囃子方で構成され、笛や太鼓、それに鉦(かね)を合わせ演奏する。19日はおよそ10曲が披露された。鷹山は後祭の7月24日の山鉾巡行に参加する予定。

滋賀・甲賀市で忍術書の原典「間林清陽」の写本発見

滋賀県甲賀市などは6月19日、江戸時代の1748年に書き写されたとみられる忍術書「間林清陽(かんりんせいよう)」の写本が見つかったと発表した。これは忍術書の基になるものとされ、その存在や内容が確認されたのは初めてという。
国際日本文化研究センターの磯田道史教授は「これまで名前だけは知られていた忍術書の存在を初めて確認できた。今後の研究で、当時の忍者のリアルな姿を知るうえで大変意義のある発見だ」としている。

福井・一乗谷に朝倉氏遺跡博物館 10月に開館

福井県は10月に、戦国時代に越前国を治めた大名、朝倉氏が本拠とした一乗谷(福井市)で、遺跡の出土品などを展示する「県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」を開館する。
5代当主・義景の居館「朝倉館」の一部を原寸大で再現。栄枯盛衰を物語る展示物を揃える予定。
一乗谷は福井市街地から東南約10kmの山あいに位置する。朝倉氏が1573年に織田信長に敗れ、滅びるまでの約100年間、本拠地として城下町が形成され、繁栄した。

与謝蕪村「奥の細道図巻」重文級最古の作品を発見

京都国立博物館(所在地:京都市東山区)は6月13日、江戸時代の俳人・与謝蕪村(1716〜1783年)が、松尾芭蕉(1644〜1694年)の著名な俳諧紀行「おくのほそ道」を書き写して挿し絵を添えた「奥の細道図巻」が見つかったと発表した。
すでに発見されている、おくのほそ道を題材にした蕪村の作品4店のうち3点が重要文化財に指定されている。今回見つかった図巻は最も早い時期に制作されており、専門家は一連の傑作につながる作品で、重要文化財級の発見としている。
図巻は長さ約18m、幅約30cmで、制作時期は1777年。おくのほそ道の全文を書写し「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」の冒頭や、「五月雨をあつめて早し最上川」などの有名な句も書かれている。9点の挿し絵が添えられ、芭蕉と弟子の曽良が見送られる旅立ちの様子のほか、旅先で出会った人々が描かれている。
2月に個人の所有者から情報提供があり、同博物館が筆跡や落款などから真筆と確認した。

英女王 在位史上2番目に 70年126日 ルイ14世に次ぐ

英国メディアによると、英国エリザベス女王(96)は6月12日、2016年に死去したタイのプミポン前国王と並び、世界史上2番目に在位期間が長い君主となった。同女王とプミポン前国王の在位期間は70年と126日。これは17〜18世紀、約72年にわたって君臨したフランスのルイ14世に次ぐ長さという。ルイ14世の在位期間は72年と110日。