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東大 降り注ぐ微粒子で太陽系外生命体の痕跡を探査

東京大学の研究グループは3月22日、太陽系の外から降り注ぐ1ミクロンサイズの微粒子を捕らえることで、太陽系外の生命の痕跡を探すという探査法を公表した。
銀河系の中の多数の恒星に付随する地球型惑星から年間」10万個の微粒子が地球に降り注いでいると考えられるという。この中には太陽系外の生命の痕跡が刻まれた粒子が、日々我々の頭上から近くの地面に落ちてきているかもしれない。もし、これらの粒子を集めることができれば、銀河系の中に生命を宿す星がどれだけあるのか?という問いに迫ることができるとしている。

北斎 版画の代表作「神奈川沖浪裏」3億6,200万円

米国・ニューヨークで3月21日開かれたオークションで、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の版画の代表作「富嶽三十六景」のうち、富士山を背景に荒波と船を描いた「神奈川沖浪裏」が、276万ドル、日本円で3億6,200万円で落札された。オークション会社によると、事前の予想額を大きく上回り、北斎の版画としては過去最高額という。

統一地方選9知事選告示 前半戦開始 4/9投開票

第20回統一地方選の前半戦、北海道、大阪府、神奈川、福井、奈良、鳥取、島根、徳島、大分の9道府県の知事選が3月23日告示された。全国の諸都市が直面している少子化・子育てや、物価高への対策などが争点となる。
26日告示の6政令市長選、31日告示の41道府県議選と17政令市議選とともに、4月9日に投開票される。

侍ジャパン 3大会ぶり世界一奪還 3−2日米対決制す

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦は3月22日(日本時間)、米国・マイアミで行われ、日本(侍ジャパン)がWBC史上初の日米対決を3−2で制し、3大会ぶりに世界一を奪還した。WBCでの日本の優勝は、第1回、第2回に続き3回目。
試合を重ねるごとに調子を上げてきた、MLB(メジャリーグベースボール)でプレーする選手を揃えた米国の破壊力ある強力打線を、先発の今永(DeNA)から戸郷(巨人)、高橋(宏)(中日)、伊藤(日本ハム)、大勢(巨人)、ダルビッシュ(パドレス)、大谷(エンゼルス)の7投手リレーで逃げ切った。村上(ヤクルト)が同点ホームラン、岡本(巨人)が3点目のホームランを放ち、大接戦を制した。
また、今大会のMVPに日本の大谷翔平選手が選ばれた。日本からMVPが選ばれたのは第1回と第2回で選出された松坂大輔さん以来。

タイ 5/21総選挙 親軍政権継続の是非問う

タイの選挙管理委員会は5月21日、20日解散した下院の総選挙の投開票を5月14日に実施すると発表した。今回の最大の焦点はプラユット首相を中心とする親軍政権の継続の是非を問うことにある。タクシン元首相派を中心とした野党による政権交代が起きるかが焦点。
ASEANの主要経済国の同国の政治動向は日本や周辺国に影響を及ぼすだけに注目される。

奈良・富雄丸山古墳 地域振興への活用考えるシンポ

奈良大学は3月19日、4世紀後半に築造された奈良市の国内最大の円墳、「富雄丸山古墳」を地域の振興にどのように活かすかを考えるシンポジウムを開いた。
同古墳の発掘に関わった豊島直博教授が、今回の調査で過去に類を見ない盾のような形をした銅鏡や、波打つような形の長さ2mを超える鉄の剣などが見つかったことを報告。また、古墳を観光資源として活用している各地の事例などを紹介した。
会場には考古学ファンや市民らおよそ100人が参加、講演の内容などを熱心にメモする姿もみられた。

豊中市とNEC フレイル・介護予防で新サービス実施

大阪府豊中市と日本電気(本社:東京都港区、以下、NEC)は3月20日、豊中市が高齢者向けに実施しているフレイル・介護予防の新たな取り組みとして、デジタル技術を活用して健康・生活課題を収集・分析し、健康状態を見える化するサービスを4月3日から順次開始すると発表した。
より効果的なセルフケアを前提とした、誰も取り残されない介護予防の実現を目指して、NEC独自の歩行姿勢測定システムなどにより、最大約70項目の多面的なデータを収集。このデータをもとに身体機能や食習慣、社会参加などの現状を見える化し、本人に分かりやすく伝える「当日フィードバック帳票」を測定時に、その場で提供する。デジタル技術を活用した歩行姿勢測定と当日フィードバック帳票による自治体のフレイル・介護予防策は関西初。

袴田事件 検察側が特別抗告を断念 42年経て無罪へ

1966年に静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」をめぐり、東京高検は3月20日、死刑が確定していた袴田巌さん(87)の裁判のやり直しを認めた13日の東京高裁の決定について、最高裁に特別抗告しないことを発表した。死刑確定から約42年を経て、再審の可否を巡る議論は決着した。今後、静岡地裁で刑事裁判がやり直され、無罪が言い渡される公算が大きい。

温暖化ガス 35年に19年比60%削減を IPCCが報告書

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は3月20日、現状の評価と必要な対策をまとめた第6次統合報告書を公表した。この中で、産業革命前からの気温上昇を1.5度以内に抑える国際枠組み「パリ協定」の目標の達成には、温暖化ガス排出量を2035年に2019年比で60%削減する必要があると提示した。そのため、各国の従来の削減目標は「極めて不十分」と警鐘を鳴らしている。