10.自らは一歩譲り、他には完全を求めず

 人が世の中を生きてゆく時には、自分から一歩を譲ることがより優れた道である。この一歩を譲ることが、それがそのまま一歩を進める根本となるのである。
 人を遇する時には、完全なことを求めないで、九分ぐらいに止めて、後の一分は寛大にして見過ごすようにするのがよいことである。
#菜根譚
#人生訓
#座右の銘